あの人を失うくらいなら、
自分を後回しにしてもいいと思っていた。
会えない夜も、
曖昧な言葉も、
優しさの裏にある都合も。
全部わかっていたのに、
「好き」のほうを選び続けていた。
でもある日、
ふと気づいた。
私はこの恋の中で、
少しずつ自分を壊していた。
🖤 それでも離れられなかった理由
優しくされた記憶が、
何度も私を引き戻した。
「好きだよ」
その一言で、全部許してしまった。
本当は知っていた。
私は彼の“都合のいい安心”でしかないこと。
でも、
“誰かの必要”でいられることが
怖いくらい嬉しかった。
🌑 終わらせた夜、静かに崩れた
強い決意なんてなかった。
ただ、限界だった。
このまま続けたら、
自分を嫌いになってしまう。
そう思ったとき、
やっと終わらせることができた。
送信ボタンを押したあと、
部屋はやけに静かだった。
泣いた。
ちゃんと泣いた。
🩶 それでも、後悔しなかった理由
涙は止まらなかったのに、
心のどこかが静かだった。
もう期待しなくていい。
もう振り回されなくていい。
あの恋は終わったけど、
自分を裏切らなかったという感覚だけが残った。
“選ばれなかった私”から、
“自分を選んだ私”へ。
それだけで、
世界の見え方が変わった。
🌙 人生は、静かに変わり始める
都合のいい関係を終わらせても、
すぐに幸せになるわけじゃない。
でも、
自分を雑に扱う人のそばにいない
というだけで、
心は少しずつ回復していく。
恋より、自分を選んだ日。
あれは失恋じゃなかった。
再出発でもなかった。
ただ、
“自分に戻った日”だった。


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