体の相性は、たしかにいい。
触れられると安心するし、
抱きしめられると落ち着く。
「大丈夫?」って言ってくれるし、
優しくもしてくれる。
なのに、
ひとりになった瞬間、
胸の奥が静かに冷える。
満たされたはずなのに、
どこか足りない。
そんな恋の話。
優しい。でも、なぜか孤独
不安をこぼせば
「無理しなくていいよ」って言ってくれる。
落ち込んでいれば
「俺が悪いよ」と謝ってくれる。
でも、
その先がない。
どうしたいのか。
どうしていきたいのか。
そこまでは、踏み込まない。
優しいのに、
未来の話はぼやけたまま。
満たされるのは、体だけ
一緒にいるときは、幸せ。
触れられているときは、
ちゃんと愛されている気もする。
でも帰り道、
心が軽くならない。
体は近づくのに、
関係は深くならない。
それが、ずっと続いている。
「相性がいい」に救われていただけ
体の相性がいいと、
離れにくくなる。
「こんなに合う人いないかも」
そう思ってしまう。
でも、
本当に欲しかったのは
相性じゃなくて
“確かな立場”だった。
心が満たされない理由
優しさはある。
でも、覚悟がない。
言葉はある。
でも、選択がない。
体の相性がいい恋は
気持ちを錯覚させる。
でも、
心まで抱きしめてくれる人は、
ちゃんと未来をくれる。
触れられたあとに
安心できない恋は、
どこかで
自分が我慢している証拠かもしれない。


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