あの夜は、ちゃんと泣いた。
好きだったから。
簡単に手放せる相手じゃなかったから。
でも不思議と、
後悔はしていない。
あの人を失ったというより、
やっと自分を取り戻した夜だったから。
都合のいい関係だと、わかっていた
会えるのは彼の都合がいいときだけ。
寂しいと言われれば駆けつけて、
「好きだよ」と言われれば信じたくなった。
でも、「付き合おう」の言葉はなかった。
未来の話も、
紹介も、
約束もなかった。
それでも、
“今が幸せならいいかもしれない”
そう思い込もうとしていた。
終わらせる決断は、愛よりも勇気だった
本当は、
嫌われるのが怖かった。
離れたら、
もう二度と会えないかもしれない。
でも気づいてしまった。
このまま続けても、
私は大切にはされない。
好きでいるほど、
少しずつ自分を削っている。
「好き」よりも、
「苦しい」が勝ったとき。
やっと、終わらせる決断ができた。
泣いたのに、後悔しなかった理由
終わらせたあと、
ちゃんと泣いた。
何度もスマホを見て、
連絡が来ないか待ってしまった。
でも心のどこかで、
ほっとしていた。
もう期待しなくていい。
もう振り回されなくていい。
“選ばれない恋”から、
自分を降ろしてあげられたから。
あの夜の涙は、
負けた涙じゃない。
自分を守った涙だった。
都合のいい関係を終わらせた人へ
もし今、
離れるか迷っているなら。
好きだからこそ、
苦しい恋になっていないか。
大切にされていると、
ちゃんと感じられているか。
問いかけてみてほしい。
泣く夜があっても、
後悔しない朝は来る。
本当に怖いのは、
終わらせることじゃなくて
自分を大切にしないまま
時間を重ねてしまうことだから。


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